目次
[スポンサードリンク]
基礎
意味 – 「あなたは今忙しい状況だと思われるが、」を丁寧に表現した敬語。
「あなたは今忙しい状況だと思われるが、」を丁寧に表現した敬語。
ビジネスの場面で相手に何かお願いをする時に「ご多用中とは存じますが、何卒よろしくお願いします。」と表現して使われる決まり文句。
ご多用:お忙しい、ご多忙
存じますが:思われますが、思いますが
上手に使うには – 要望を出す時の最後に使う。
「貴方様は今お忙しいのだろうけれど、どうか私の要望を聞き入れてください。お願いします。」を簡潔に表現した敬語です。
「ご多忙とは存じますが」と同じ意味合いで使われます。
仕事でメールや電話を通じて、取引先や外注先、お客様に対して使う機会の多い表現です。
この表現を使うことで、「こちらでお願いをしたけれど、あなたが忙しい中にも関わらず無神経にしたわけではありません。」という意思が相手に伝わるので、少しでも人間関係でトラブルを抑えるために使われます。
また相手がそんなに忙しくないことが明らかに分かっていても、あえて使われる表現です。
それだけ相手にお願いをするための表現として、無難に使えるからです。
基本的な表現として、「ご多用中とは存じますが、よろしくお願いします。」であり、様々なパターンとして、「ご多用のところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。」、「ご多用のことと存じますが、何卒よろしくお願いします。」などがあります。
表現する際の注意点は、「ご多用中のところ」と言ってしまうことです。
「中」と「ところ」では同じ「状況」を意味するので、2回表現してしまっています。
「ご多用中とは」、もしくは「ご多用のところ」のいずれかで表現するようにしてください。
使い方/例文
「ご多用中とは存じますが、」でお願いする時に
11月の上旬頃にお会いすることは可能でしょうか?どうしても直接お話しないといけない要件がございます。ご多用中とは存じますが、よろしくお願いします。
開発商品の○○のサンプルについてですが、本日発送させて頂きました。到着次第、ご確認くださいませ。ご多用中とは存じますが、何卒よろしくお願い致します。
今月末にビジネスの基礎についてのセミナーを、2階会議室にて開催します。社外の方からのご参加も受け付けております。ご多用中とは存じますが、奮ってご参加くださいませ。
今月の会議の内容についての打ち合わせをそろそろしたいと思っております。昨夜の件でご多用中とは存じますが、ご検討のほどよろしくお願いします。
「ご多用のところ」でお願いする時に
少し疑問に思う点があったため、先日メールをお送りしました。ご多用のところ恐れ入ります。よろしくお願い致します。
こちらで注文した数と実際に届いた品の数が一致しておりません。ご多用のところ大変恐縮ですが、ご確認の程宜しくお願いいたします。
先日頂いた資料について分からないところがあり、問い合わせをさせて頂きました。○○についてですが(略)。ご多用のところ、大変申し訳ありません。よろしくお願いします。
「ご多用のことと存じますが」でお願いする時に
諸事ご多用のことと存じますが、何卒ご承引くださいますようよろしくお願い申し上げます。
突然ですが、明後日に飲み会を開くことになりました。各位ご多用のことと存じますが、ご検討のほど、よろしくお願い致します。
○○の件ですが、(略)。お返事いただけますことお待ち致しております。ご多用のことと思いますが、宜しくお願い致します。