「ご多忙とは存じ」とは?意味と使い方
目次
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基礎
意味
「忙しいとは思うんだけど」の意味。
主に手紙やビジネスでの会話において使用される言い回しです。
文書の挨拶における定型文のひとつと言っても良いでしょう。
「ご多忙かとは存じ」と、『か』を間に入れると、「忙しいかも知れないなとは思うんだけど」のように推測の意味合いが強くなります。
正しく使うには
基本的には「ご多忙とは存じますが」の形で使用します。
ここで気を付けなければいけないことは「存じ上げますが」にしてしまう点です。
「存じる」よりも「存じ上げる」の方が丁寧な字面に見えますし、回りくどいほど敬意が深まるような錯覚に陥りがちです。
しかし「存じ上げる」は、「知っている」の謙譲表現なので、「忙しいことは知っているが」と断定的になってしまいます。
前述の『か』の有無も含めて、微妙なニュアンスの違いを理解しておくと良いでしょう。
「存じ上げる」を使用する場合、「ご多忙と存じ上げる」のように、『は』を抜いた方が良いように思います。
使い方
例文
ご多忙とは存じますが、よろしくお願い致します。
(忙しいとは思うんだけど、よろしく)
ご多忙かとは存じますが、よろしくお願い致します。
(忙しいかも知れないと思うけど、よろしく)
ご多忙と存じ上げますが、よろしくお願い致します。
(忙しいのは分かってるけど、よろしく)
ご多忙かと存じ上げますが、よろしくお願い致します。
(忙しいかも知れないなと知ってるけど、よろしく)
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